ディスコグラフィ

 

モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集

Mozart: Complete Piano Sonatas

■収録曲目
DISC 1
1.ピアノ・ソナタ第1番 ハ長調 K.279(189d)
2.ピアノ・ソナタ第2番 ヘ長調 K.280(189e)
3.ピアノ・ソナタ第3番 変ロ長調 K.281(189f)
4.ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 K.282(189g)

DISC 2
5.ピアノ・ソナタ第5番 ト長調 K.283(189h)
6.ピアノ・ソナタ第6番 ニ長調 K.284(205b)「デュルニッツ」
7.ピアノ・ソナタ第7番 ハ長調 K.309(284b)
8.パイジェッロの歌劇「哲学者気取り、または星占いたち」の「主に幸いあれ」による6つの変奏曲 ヘ長調 K.398(416e)

DISC 3
9.幻想曲 ニ短調 K.397
10.ピアノ・ソナタ第8番 ニ長調 K.311(284c)(旧全集では第9番)
11.ピアノ・ソナタ第9番 イ短調 K.310(300d)(旧全集では第8番)
12.ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330(300h)
13.ロンド ニ長調 K.485

DISC 4
14.ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331(300i) 「トルコ行進曲付き」
15.ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332(300k)
16.ピアノ・ソナタ第13番 変ロ長調 K.333(315c)

DISC 5
17.幻想曲 ハ短調 K.475
18.ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457
19.ピアノ・ソナタ第15番 ヘ長調 K.533/494(旧全集では第18番)
20.ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K.545(旧全集では第15番)
21.きらきら星変奏曲(フランスの歌「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲)ハ長調 K.265(300e)

DISC 6
22.J.P.デュポールのメヌエットの主題による9つの変奏曲 ニ長調 K.573
23.ピアノ・ソナタ第17番 変ロ長調 K.570 (旧全集では第16番)
24.ピアノ・ソナタ第18番 ニ長調 K.576(旧全集では第17番)
25.ロンド イ短調 K.511
26.グラス・ハーモニカのためのアダージョ K.356(K.617a) (1791)
[ピアノ・ソナタのナンバリングは新モーツァルト全集に拠っています]
[使用楽譜]新モーツァルト全集(ベーレンライター版)、幻想曲ハ短調K.475とソナタ第14番K.457のみ全音楽譜出版社

仲道郁代(ピアノ)

[プロデューサー]フィリップ・トラウゴット [バランス・エンジニア、エディティング]高島靖久(カメラータ・トウキョウ)
[マスタリング・エンジニア]杉本一家(ビクター・クリエイティブ・メディア) [ピアノ調律]外山洋司(松尾楽器商会)

■録音:[第1セッション]2009年7月6日~10日:ソナタ第1番~第6番/[第2セッション]2010年7月12日~16 日:ソナタ第7番、第8番、第10番~第12番、パイジェッロの歌劇「哲学者気取り」の「主に幸いあれ」による6つの変奏曲K.398 (416e)、フランスの歌「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲K.265 (300e)/[第3セッション]2011年1月24日~28日:ソナタ第9番、第16番、第17番、第18番、ロンド ニ長調K.485、J.P.デュポールのメヌエットの主題による9つの変奏曲K.573、ロンド イ短調K.511/[第4セッション]2012年1月10日~13日:ソナタ第13番、第14番、第15番、幻想曲ニ短調K.397、幻想曲ハ短調K..475、グラス・ハーモニカのためのアダージョK.356 (K.617a) 横浜青葉台フィリアホールでのレコーディング

■レーベル:RCA Red Seal

■品番:SCC-30130~5[CD6枚組/完全限定生産]

■定価:¥15,000+税

■発売日:2013年09月25日

■発売元:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

知・情・意の完璧なる統御。作曲当時の演奏様式を踏まえ、21世紀の視座でモーツァルトの精華を紡ぐ。
◎ベートーヴェンを超えて~新たに打ち立てたられたモーツァルトという記念碑
日本を代表するピアニストとして、今最も充実した活動を繰り広げている仲道郁代。ベートーヴェンのピアノ作品を総覧した上で、仲道が取り組んだのがモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲です。2008年から2011年にかけて、横浜および神戸での「モーツァルト:ピアノ・ソナタ全曲演奏会」を開催、ほぼ作曲年代順にピアノ・ソナタ全18曲を柱に、変奏曲や小品を織り交ぜて、モーツァルトの鍵盤作品を取り上げました。それと並行する形で、横浜フィリアホールにおいて、2009年7月から開始された仲道郁代のモーツァルト・レコーディング・プロジェクト。全18曲のピアノ・ソナタに加えて、3曲の変奏曲、2曲のロンド、そして2曲の幻想曲を含むピアノ作品のレコーディングが、2012年1月、2年半をかけて終了いたしました。

◎モーツァルト~仲道にとって最も重要な作曲家
天衣無縫の自由さ、底抜けの明るさを持ちつつ、疾風怒濤の感情の高まりを秘めたモーツァルトのピアノ作品は、あらゆるピアニストの感受性を試す重要なレパートリーです。仲道にとって、モーツァルトは、ベートーヴェン、ショパンとともに最も心に近しい作曲家として位置付けられています。特に、モーツァルトのピアノ協奏曲は、仲道が常に立ちかえる定番レパートリーですが、そこにさらにピアノ・ソナタの全曲が加わりました。

◎ピリオド楽器を経て、今スタインウェイで弾くモーツァルト
仲道はここ数年、ピリオド楽器への造詣を深めています。アントン・ヴァルターやシュタイン、プレイエルなどのオリジナルもしくはそのコピーに接し、深く弾き込み、さらに当時の奏法を研究することで、作曲家が作品に込めた思いを直接掬い取ることができるようになりました。2010年にはプレイエルを使って、ピリオド楽器オーケストラとショパンのピアノ協奏曲2曲を録音し、さらに演奏会でもピリオド楽器とスタインウェイを比較する演奏会を開催するなど、ピリオド楽器とモダン・ピアノの垣根を通り越して自由に行き来する活動を行っています。モーツァルト生前の時代様式や演奏法を深く体験し血肉とすることによって、21世紀の今「いま」スタインウェイというモダン・ピアノでモーツァルトを弾く意味合いを改めて問い直し、そこからまったく新しいモーツァルト像を創造しています。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集に続く、ピアニストとしての仲道郁代にとってまさに記念碑的な録音が完成したのです。

◎万全のスタッフによるレコーディング~高品質Blu-spec CD2リリース
録音のプロデュースは、アメリカ人のフィリップ・トラウゴット。元RCAのシニア・プロデューサーとして、ズッカーマン、P.ゼルキン、スラットキンらのレコーディングを手がけ、現在はフリーランスで、パーヴォ・ヤルヴィやクリスチャン・ヤルヴィの録音、RCA Red Sealの仲道郁代、ルイサダらのレコーディングにたずさわるトラウゴットは、1998年のニューヨーク録音以来、ベートーヴェンのピアノ協奏曲とソナタ全曲などを録音し、仲道が全幅の信頼を置くプロデューサーです。エンジニアはカメラータ・トウキョウの録音制作を一手に担う高島靖久氏、マスタリングは日本を代表するマスタリング・エンジニアの杉本一家氏が担当しています。全曲演奏会と並行して、優れた音響で知られる青葉台のフィリアホールで綿密に行われた4回の録音セッションで収録され、ソニーの誇る高品質CD「Blu-spec CD2」でリリースされます。

◎モーツァルトのソナタの深奥に迫る情報満載の別冊日本語解説書付き
別冊解説書には、①仲道郁代によるエッセイ「モーツァルトを弾く難しさ」、②モーツァルトのピアノ・ソナタをめぐる、日本のモーツァルト研究の第一人者・海老澤敏氏と仲道による長編対談(29,000字)、③気鋭のモーツァルト研究者・森泰彦氏による渾身の書き下ろし曲目解説 (22,000字)を収録しています。