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過去

仲道郁代の音楽学校

仲道郁代の音楽学校

今年も充実した夏がおわりました。

今年のお芝居、ごらん下さった方、いかがでしたでしょう?
このお芝居、けたけた笑えるのですが、実は、面白いせりふには、深い深い意味が。
全て、暗喩なのです。

そのうち、台本がこちらにアップされますから、じっくり、味わってみてください。
ちなみに、私はいつも、“するめのような台本”といっています。よめば読むほど味が出る!
乞うご期待を。

そして、各地の主催のみなさま、関係の皆様!!
本当にありがとうございました。!!

2002年9月  仲道郁代

「仲道郁代の音楽学校」チラシ

~ツアー日程(終了しています)~

  • 2002年8月24日(土)19:00開演 北海道・新冠公演 新冠町レ・コード館
  • 2002年8月26日(月)18:30開演 北海道・滝川公演 新十津川ゆめりあホール
  • 2002年8月28日(水)19:00開演 北海道・湧別公演 湧別町文化センター“さざ波”大ホール
  • 2002年9月4日(水)18:30開演 鳥取県・米子公演 米子市文化ホール
  • 2002年9月6日(金)19:00開演 長崎県・長崎公演 チトセピアホール
  • 2002年9月7日(土)18:30開演 神奈川県・平塚公演 平塚市中央公民館
  • 2002年9月8日(日)14:30開演 東京都・東京公演 第一生命ホール
<音楽学校の人々>

音楽学校 ファカルティ紹介 by 図書館のおばさん

仲道郁代せんせい(音楽科主任)

仲道せんせいの本棚には、作曲家自身が書いた書簡集やいろいろな人が曲そのものや演奏について分析している本がいっぱい並んでいます。
ショパンを弾くにも、ベートーヴェンを弾くにも、楽譜には書いていない作曲当時の出来事や演奏の伝統を知ることがとても大切なんだそうです。もちろん楽譜もたくさん並んでいますけど、その間にはみなさんもきっと読んだことのあるベストセラーや小説も…ふむふむ、そういうのがお好きなんですね。え、みなさんには内緒ですか、それは残念。ニューヨークやロンドン、プラハやサンクト・ペテルブルクなど海外でのお仕事も多い仲道せんせいらしく、旅行本をよく借りられますよ。

仲道郁代 ○なかみち いくよ/ピアニスト。
4歳からピアノを始め、桐朋学園大在学中に第51回日本音楽コンクール第1位受賞。1985~87年文化庁在外研修員としてミュンヘン国立音大に留学し、クラウス・シルデに師事。ジュネーヴ国際コンクール最高位、メンデルスゾーン・コンクール第1位など受賞多数。88年村松賞、93年モービル音楽賞受賞。99年4月カーネギーホール(ワイル・リサイタルホール)でニューヨークデビューを飾る。現在、ベートーヴェンのソナタを作曲順に演奏するシリーズが進行中。

山下千景さん(演劇部部員)

山下さんも読書好き。純文学からベストセラーまでくまなく広く読んでいます。話題になりそうな本に対する勘の鋭さにはいつもびっくりです。新規購入本の選択、任せちゃおうかしら。「音楽学校」では、その鋭さでクラシック音楽の本質につっこんで、聞きたくても聞けない話を仲道せんせいから引き出します。今年4月の「音楽学校」海外公演(国際交流基金主催)では、ツアーコンダクター、老婆、科学者、少年の四役を英語で演じ分け、各地で大喝采だったとか。3月には世田谷パブリックシアターのとんがったお芝居にでたり、音楽と詩の朗読を組み合わせた「ポエトリー・リーディング」に参加したり、相変わらず多才多忙の活躍中。たまには貸し出しカウンターでのおしゃべりにもつきあってね。

山下千景 ○やました ちかげ/女優。
1958年東京生まれ。78年から82年までNINAGAWAStudioに所属。84年からは劇団〈ブリキの自発団〉に所属し、「夜の子供」「かくも長き快楽」など、生田萬作・演出、伊東桂二・日比野克彦他の美術プランによる同団公演18作品で企画・出演。93年同劇団退団後は、帝国劇場「近松心中物語」、本多劇場「青ひげ公の城」、グローブ座「美女と野獣」、青山劇場フェスティバル・青山円形劇場「偶然の悪夢」、世田谷パブリックシアター「ロベルト・ズッコ」等に出演、TV等でも活躍している。

内藤裕敬さん(演劇部部長)

いわゆる本の虫ではない剛胆さを漂わせて、今日も涼しい図書館でタブロイト版の新聞を広げている内藤部長。新聞の中身は…。大穴じゃなくて、ちゃーんと本命教えてくださいよ。音楽科のせんせいたちが、「こんな感じなのよね(そして弾く)」「だから、ここが、こういう風にできていて…(ただ弾く)」というのを、眉間に三本しわ寄せながら「うーん、難しいね、今年は(今年も?)」。それを見事に言葉に置き換え、言葉でコミュニケートしていける形に仕上げていく過程は、毎年それそのものが一編の劇作のよう…あ、失礼、部長さんは脚本も書くのですものね。いつかこの図書館に「内藤裕敬戯曲集全一〇〇巻!」を並べたいものです。

内藤裕敬 ○ないとう ひろのり・〈南河内万歳一座〉座長/脚本家、演出家、俳優。
1959年栃木県生まれ。79年大阪芸術大学舞台芸術学科に入学。80年〈南河内万歳一座〉を旗揚げ。翌年の第2回公演以降、全世界の作・演出を手がける。87年「唇に聞いてみる」で第2回テアトロ・イン・キャビン賞受賞。現代的演劇の基礎を土台とした作・演出には定評がある。ラジオのパーソナリティや雑誌・新聞のエッセイ等でも活躍。

仲道郁代の音楽学校をつくっている人たち

企画したのは

仲道郁代

第1部の台本を書き、演出をするのは

内藤裕敬

考えたりつくったりのお手伝いをするのは

津村 卓、渡辺 和

とりまとめ役は

児玉 真

音楽学校風景

音楽学校のロゴをつくってくれたのは

勝川克志

ガイドブックを編集してくれたのは

池端龍男

ガイドブックのイラストを描いてくれたのは

川合彦二郎

舞台の進行や当日の仕込を仕切るのは

藤田辰也(南河内万歳一座)

音楽学校風景

なんだかんだの準備や連絡係は

井原三保・箕口一美
(セカンドプロデュース)

音楽学校の縁の下のちからもちさんたち
(みなさんの協力あってこそです!)

各ホール担当者と裏方のみなさん
ピアノ調律師のみなさん
寺沢光子さん(ジャパンアーツ)
奈良 歩さん(On The Run)

音楽学校風景
音楽学校ってなに?

Q.学校は嫌いです。勉強なんかもっと大嫌いです。なんで、音楽学校なんですかー。
  ホールに集まって、お勉強会するんですか?
  それともピアノのレッスンしてくれるんですか?

おーとっとっと、逃げ出さないでくださいね。音楽学校って言っても、ほら、「めだかの学校」とか「すずめの学校」とか、そんな気分の学校なんです。

音楽学校 お勉強会でもピアノのおけいこでもありません。仲道さんがふだん演奏しながら考えていること、音楽を通じてみんなに伝えたいこと、いつもなら演奏だけでお客さまに差し出しているのだけれど、「音楽学校」では、言葉も使って、初めてクラシック音楽を聞くっていう人にも、なーるほど、と、思ってもらえるようにつくったのが、「音楽学校」なんです。いつもならなんだか重々しくって、とりつくしまのない「クラシック音楽」の扉なんですけど、この日ばかりは、仲道さんがにこにこしながら、みなさんのために開いてくれます。仲道さんが一緒に開いてくれるから、このよそよそしい構えの扉も実はわくわくへの道に通じているのがとってもよくわかります。

Q.なんだかとってもかわいらしい感じがするけれど、子ども向けなのかしら。
  うちの子も一緒に連れて行って大丈夫?

「誰々向き」という言い方をすれば、「クラシック音楽と幸せに出会いたい、初めての人たち向き」とお答えしましょう。

音楽学校 クラシック音楽と「不幸な出会い」をしてしまった方々にも、改めて「幸せな再会」をお約束します。何となく興味はあるけれど、どこから始めていいかわからない…そういう人でしたら、年齢は問いません。仲道さんはとてもわかりやすい言葉で語りかけてくれるので、むずかしー、という感じはしないと思います。お父さんやお母さんが「わー、おもしろー」と思って夢中になっていれば、お子さんも「えー、うちのオヤがなんでこんなにはしゃいでるんだろう」と思って、舞台に惹きつけられていくのではないかしら。
ただ、人の話を少し長い時間じっと聞いているというのがまだ苦手かな、という年頃でしたら、もう1年待ってくださってもよいかも。過去の音楽学校出席者を見ると、10歳になっていたら大丈夫、って感じです。

Q.で、いったいなにやるんですか?

とてもよい質問です(あ、やっぱり少し学校風かな)。

音楽学校 休憩をはさんで、第1部と第2部に分かれています。第1部はなんとお芝居!「ピアニスト」という役を演じる仲道さんと、時に応じていろんな役を演じる女優の山下千景さんが登場。第2部で演奏される音楽を巡って、お話が展開します。観終わると、あーら不思議、第2部での演奏が早く聞きたくて聞きたくてたまらなくなります。そしてほとんどは初めて聞く音楽なのに、するする心に入ってくるのです。
えー、ほんとか、って?百聞は一見に如かず、一度近くのホールに来てください。1年のあいだで、「音楽学校」が開かれるのは、夏の終わりから秋の始めだけ。季節限定、逃したら、1年待たなきゃなりませんよー。

Q.でも、1年に1度くらいじゃ、クラシックなんて、わかるようになりませんよ。
  どうしたらいいのかしら。

わかる、とか、わからないというのを、好きか、あんまり好きじゃないか、という選択に変えてみましょうか。

音楽学校 好きだけど、どうしたらいいのかしら、という方々には、「音楽学校」ガイドブックがお役に立ちます。公演当日に、演奏曲目や出演者の紹介などがのっている「ガイドブック」をお配りしますが、これはどちらかというと「復習用」です。第1部と第2部の休憩時間にささっと読める「聴く前にちょっと!」、家に帰って、さてもう一度どんな曲だったかなと思い出すための「作品ナビゲーション」、作曲家のことにも興味があるなら「もっとabout~(作曲家の名前)」、何度も聞きたいあなたのための「仲道郁代のわたしの好きなディスク」。そして、仲道さんに聞きたいことがあったら、はさんである「宿題はがき」で質問を寄せてください。今年からはホームページでもお答えしていこうと思っています。