discography

作曲家

The Last Mozart

ザ・ラスト・モーツァルト

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収録曲目

モーツァルト
Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K. 466
Piano Concerto No. 20 in D Minor, K. 466
1 第1楽章 アレグロ
I. Allegro
2 第2楽章 ロマンツェ
II. Romanze
3 第3楽章 [アレグロ・アッサイ]
III. (Allegro assai)
[カデンツァ(第1楽章・第3楽章):ベートーヴェン]

ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K. 488
Piano Concerto No. 23 in A Major, K. 488
4 第1楽章 アレグロ
I. Allegro
5 第2楽章 アダージョ
II. Adagio
6 第3楽章 アレグロ・アッサイ
III. Allegro assai
[カデンツァ(第1楽章):モーツァルト]

仲道郁代(ピアノ|ヤマハコンサートグランドピアノCFX)
アンサンブル・アミデオ[コンサートマスター:長原幸太]
指揮:井上道義

  • 録音 [録音]2024年12月16日&17日、東京、第一生命ホール DSDレコーディング
  • レーベル RCA Red Seal
  • 品番 SICC-19086
  • 定価 ¥3,630税込
  • 発売日 2025.05.28
  • 発売元 (株)ソニー・ミュージックレーベルズ

仲道郁代と井上道義 ――― 最後の共演となった唯一無二のモーツァルト

■仲道郁代・初のモーツァルト協奏曲録音がついに実現
仲道郁代の満を持してのモーツァルト協奏曲録音は、2024年12月をもって指揮活動を引退した名匠・井上道義氏と
の共演となりました。仲道はデビュー当時から長きにわたり井上氏と共演を重ねてきました。特に2023年にオーケスト
ラ・アンサンブル金沢、そして群馬交響楽団公演で共演したモーツァルト第20番と第23番は、その内容の密度の濃さ、
表現の繊細さが音楽的な深い感動を生むものとなり、その2曲が今回の録音に選ばれました。
モーツァルトは仲道にとって大切な作曲家の一人です。仲道は2013年に、2年半をかけたピアノ・ソナタ全集の録音
を完成させ、モーツァルト作品の本質を刻んでいます。協奏曲もデビュー当時から弾き続けており、国内オーケストラと
の共演のみならず、英国、チェコ、カナダ、ベルギーなど海外においてもイギリス室内管弦楽団、ロンドンモーツァルト・プ
レイヤーズ等のオーケストラと共演して好評を博し、高い評価を得てきました。

■「アンサンブル・アミデオ」
今回の特別な録音のために、井上氏が「アンサンブル・アミデオ」と名付けたオーケストラが編成されました。イタリア語
の「アミデオAmideo」は、モーツァルトの名前「アマデウス」のヴァリアントの一つでもあり、アミAmiにはフランス語で
「友達」という意味もあります。コンサートマスター長原幸太氏をはじめとするオーケストラのメンバーは、井上氏が信頼
を寄せ、また、井上氏との最後の音楽づくりをぜひ共にしたいと、親愛の気持ちをもって集まったプレーヤー達。参加メ
ンバー表を見た仲道は「この方たちと一緒ならきっと成功する」と確信し、セッションではこれまでの経験から大きなシン
パシーを感じている音楽仲間たちとの共演を心から喜びました。
録音当日は、井上氏の希望により奏者全員が白い服を着用して行われ、独特な神聖さ、厳かさを帯びたなかでの演奏
となりました。

■使用ピアノはヤマハ CFX
録音セッションは第一生命ホールにて2日間にわたって行われました。ピアノはヤマハ CFX (特別モデル)で、仲道が
たびたびコンサートで使用し「表現の可能性を広げてくれる」として全幅の信頼をおく楽器がこの録音のために運び込ま
れました。オーケストラは、モーツァルトのスコアリングのアンティフォナルな効果を出せるよう第1ヴァイオリンと第2ヴ
ァイオリンを左右に振り分けて配置され、第20番ではクラシカル・ティンパニが採用されています。